森博嗣の作品をご存知ですか。
私も最近まで読んだことがなかったのですが、
ある日離れて暮らしている弟(理系院生)に、
「森博嗣の作品読んでみ。
お姉ちゃん文系脳やから理解できるかしらんけど、
分からんかったら読み飛ばせばいいから!」
と、なんとも上から目線の推薦を受け、読み始めました。
日頃から弟とは、推理小説について話す機会が多く、
本の貸借りが多いのです。
これより先は若干のネタバレを含みますので、まだ読まれて
いない方はご注意くださいね。
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まず読んだのは衝撃のデビュー作、「すべてがFになる」です。
冒頭の印象は、かたい言い回しや漢字・カタカナが多く、
最後まで面白く読めるのか・・という印象を持っていました。
しかし、
真賀田未来の登場シーン(この時は真賀田四季だと思っていた)
を読んだ時、全身に鳥肌が立ち、読み進めずにはいられなく
なってたのです。
惹きつけられるというか、引き込まれるというか、
何よりも恐怖が大きく、読み進めずにはいられない。
このシーンは今思い出しても鳥肌ものです。
これを機に、森博嗣の作品にはまっていきました。
犀川先生を好きになり、西之園萌絵も好きになりました。
まだシリーズの途中なのですが、その特徴といえば、
そのほとんどが被害者加害者ともに親族が多く出てくる
ことでしょうか。
登場人物がとにかく多いんです。
親族なので名字が出てくる回数が多い。
気にして読んでいたら分からなくなってしますので、
私は流しています。笑
あとはとにかく犀川先生が天才だということ。
萌絵が事件の話をした時には、もうそのほとんどが
解けていますね。
絶対的、圧倒的な思考があるからこそ、萌絵を
惹きつけているのかもしれませんね。
S(犀川)&M(萌絵)シリーズ
- すべてがFになる
- 冷たい密室と博士たち
- 笑わない数学者
- 詩的私的ジャック
- 封印再度
- 幻惑の死と使途
- 夏のレプリカ(ここまで読破!)
- 今はもういない
- 数奇にして模型
- 有限と微小のパン
森博嗣についても触れたいと思います。
プロフィール
愛知県出身の59歳。
名古屋大学大学院(工学系)を修了後、三重大工学部の
助手として採用されました。
その後、母校名古屋大学に助教授として採用されて、2005年に
退職されました。
デビュー当時のプロフィールには国立N大学助教授などと書かれて
いたときもあり、まさに犀川先生です。
かつて飼っていた犬は「森都馬」といい、シリーズに出てくる
萌絵が飼っている「都馬」と一緒!
度々森さんの経験が作品に反映されており、それを発見するのも
読者の楽しみかもしれません。
あと、驚くべきは執筆スピードです。
なんと処女作を約1週間で書き上げたというから驚きです、
森さんの頭の中はどうなっているんでしょうね。
複数のシリーズが同時並行で進んでおり、書いている途中に
こんがらないか、勝手に心配になります。
さ、はやく続きを読まなくては!
いずれは読書感想なども書きたいと思っておりますので、
その際はどうぞお付き合いください。
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