【原作】図書館戦争の魅力

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図書館戦争

有川浩さんの「図書館戦争」をご存知ですか。

胸キュンベタ甘ストーリーなのですが、戦闘という

スパイスが効いていて、とても読みやすい小説です。

 

今では、実写映画化アニメ化等されており、

原作を読んだことがない方々にも親しまれている作品です。

 

本記事では、図書館戦争シリーズの魅力に迫りたいと思います。

 

≪ オススメ記事: 【原作】図書館戦争の魅力-2- ≫

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ストーリー

舞台は2019年、正化31年という未来の日本。

武力を行使した厳しい検閲から図書図書館の自由を守るため、

武力を持って対抗する組織「図書隊」と、その中で繰り広げられる

恋愛模様を描いた作品です。

 

主人公「(いく)」が女子高生だった頃、すでにメディア良化法が施行され、

本は非常に高価で手が届きにくいものになっていました。

検閲対象になったものはほとんど読むことが許されない世界だったのです。

 

そんな中、がとある書店でシリーズ最新作を手に取った時、メディア良化隊

が行う検閲と遭遇し、が手に取った本も取り上げられそうになりました。

 

必死に抵抗し突き飛ばされた時、図書隊が現れの窮地を救います。

この男性にが一目惚れ(顔は覚えていない)、図書隊に憧れ入隊する

ことになります・・・

 

 

図書法律武力・・・と、いかにも堅そうな設定の中、

甘すぎる恋愛模様と、人間関係をコミカルに描かれており、

続きがどんどん読みたくなるストーリーです。

 

 

専門用語

・メディア良化法

 青少年に悪影響を与えるとされる有害情報や、

 人権を侵害したり公序良俗を乱す表現を取り締まるための法律。

 行き過ぎた取り締まりが問題視されており、何故可決された

 のかはブラックボックスの中である。

 

・検閲

 メディア良化法に抵触する内容を含む書物などを書店が入荷する際、

 入荷を阻止し、書物を取り上げること。

 図書館の蔵書に含まれる上記の書物を取り上げること。

 検閲に抵抗できるのは唯一図書隊だけで、衝突の際は武力戦になる。

 

・図書館

 検閲対象になっている書物を読める唯一の場所。

 地方行政に委ねられている。

 

・図書隊

 図書館の防衛組織。

 国家機関である良化隊に対して、広域地方行政機関としての性質を持っている。

 メディア良化法に対抗できる唯一の組織。

 

・メディア良化委員会、メディア良化隊

 メディア良化法に基づいて検閲を実行する組織。国家公務員。

 志願して良化隊になるケースは少ない。

 

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魅力1:主人公「郁」のキャラクター

身長170cm、22歳、自称「戦闘職種大女」、恋愛素人。

図書隊は業務部と防衛部に分かれるが、入隊時女性で唯一の

防衛部希望だったため、隊内でも有名人。

学生時代に陸上部で培った身体能力の高さを武器に、

防衛部員入りする。

 

外見と内面のギャップが可愛い!

かつて窮地を救われた王子様を追いかけながらも、

教官を務める堂上に惹かれていく、超乙女。

私はストーリーはほどほどに、郁と堂上の恋愛模様を

追いかける派です(笑)

 

 

魅力2:堂上教官がかっこいい!

165cm、27歳、堂上班班長、責任感が人一倍強い。怒れるチビ

 

堂上教官単体よりも、郁を放っておけない堂上がかっこいい。

前半は隠されていますが、彼、王子様なんですよね。

堂上の方は、かつて助けた女子高生を覚えているのに、

の方は全く覚えていない。

おまけに記憶が美化されていて、自分のこととは思えない。

そんなもどかしい恋愛事情をキュンキュンしながら見守る

ことができます(笑)

 

のピンチには誰よりも早く駆け付ける、深い愛情を

感じてしまいます。

 

周囲からはバレバレなのですが、本人は知らんぷり。

そこがまた面白いです。

 

堂上と郁

 

魅力3:男の友情、女の友情が描かれている

 

には柴崎という親友がいます。

部署は違うものの、図書隊独身寮のルームメイト。

性格は真逆で、才色兼備という言葉が似合う女性です。

 

女性ならではの気遣いや思いやり、突き放す優しさなど、

細かい部分に、「自分の親友ならこうだなー」と重ねる

ことができます。

 

また、堂上にも小牧という親友がいます。

同じ堂上班の副班長、いつも正しく「正論」が好き。

堂上の熱いところを少し「可愛く」感じています。

しかし、お互いのことが本当によくわかっていて、

口に出さない気遣いが細かく描かれています。

 

大人になってもこんな友情が続くっていいなーと

思わせてくれるのです。

 


恋愛だけに焦点が当てられている小説だったら、

途中で飽きていたかもしれません。

しかし、登場人物ひとりひとりの心情を細かく

見られることで、もっと知りたい、もっと読みたい

と思わせてくれる小説です。

 

まだまだ魅力がありますが、

それはまた別の記事で紹介したいと思います。

 

≪ オススメ記事: 【原作】図書館戦争の魅力-2- ≫

 

もしまだ読んだことがない方がいらっしゃったら、

ぜひ一度郁の可愛さに触れてみてくださいね。

 

 

 

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