【原作】図書館戦争の魅力-2-

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図書館戦争シリーズ

前回、図書館戦争の魅力について書きました。

今日は、図書館戦争の魅力、続編です。

 

前回の記事では、主人公の(いく)と堂上の魅力

についてお話ししました。

今回はサブキャラクターたちのについてです。

 

≪ オススメ記事: 【原作】図書館戦争の魅力 ≫

 

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魅力4:様々なカップルの恋愛事情が垣間見える

 

図書館戦争シリーズには様々な登場人物が出てきます。

プロフィール

 

柴崎・手塚カップル

のルームメイトとの同僚という「同期カップル」です。

元々プライドが高い二人なので、協力関係・「同志」としての

関係が長く続きました。

このまま結ばれないんじゃ・・・と思っていましたが、

有川先生が最後の最後に描いてくださいました!

 

柴崎の誘拐事件でお互いやっと素直になることができ、

シリーズ最終章で結婚式直前の様子が描かれています。

 

小牧・まりえカップル

堂上の親友と、近所で面倒を見ていた子という組み合わせです。

10歳の歳の差が高いハードルとなっていましたが、

まりえの猛アプローチ勝ちですね。

まりえはこれまで何人も小牧の彼女を見ていて、

その度に密かに失恋をしているんです。

本編に関係ない部分ですが、とても細かく思わず感情移入

してしまいます。

早く大人になりたいと願う高校生の焦る恋心にきゅんきゅんします。

赤い糸

 

玄田・折口カップル

図書隊隊長と、週刊誌記者の組み合わせです。

もうアラフォー世代ですが、実はこの二人、学生時代に同棲

までしていたカップルなんです。

しかし、当時メディア記者を志す者と図書隊を志す者とでは

決して相容れない時代、とても一緒にはいられず、どちらも

独り身で還暦を迎えたら籍を入れようと約束し、苦渋の決断

でどちらともなく別れしまいます。

 

読者には嬉しいことに、その後がしっかり描かれています。

本人たちが時代を変え、図書隊と週刊誌記者が協力する

時代が来たのです。

 

架空のストーリーだとわかっていても、恋人同志より硬い

絆にやられます・・・・。

その時代を一緒に戦い抜いた人たちは報われるんだなと。

 

緒方・加代子カップル

図書隊副隊長の学生時代の淡い恋を描いた章です。

別冊図書館戦争の「もしもタイムマシンがあったら」

に緒方の回想として描かれているのですが、

実はこの章が一番好きだったりします。

 

良化隊になってしまった緒方と、銀行員で家志望だった

加代子の純愛ストーリー。

 

彼女の雑誌が検閲対象になっていること、自分が良化隊

だということを緒方がついに言い出せず、恋は終わって

しまいます。

しかし、緒方はそれを機に本を狩る良化隊をやめ、

本を守る図書隊に入隊します。

彼女に直接知らせていませんが、給与口座を彼女の

銀行で開いていたために知られています(笑)

 

良化隊を辞めたこと、図書隊に入隊したことは

君には関係ないけれど、風の噂で知ってくれたら

いいなぁ・・・

 

くらいの気持ちだったんでしょうね。

吹っ切れている振りをして、全然吹っ切れてない!

 

このカップルはこのまま一生会わないままかと

思っていました。

 

しかし、

何十年も経ったある日、加代子に折口が取材に

訪れます。

そこで語った過去の越えられない恋。

これをきっかけに加代子緒方に会いに行きます。

 

それからどうなったのかは描かれていませんが、

どうか二人が結ばれていますように。


 

 

 

一つの小説で主人公の心情を細かく描いている

作品はたくさんあると思います。

 

この図書館戦争は、シリーズということも

ありますが、主要キャラだけでなくサブキャラ

にもフォーカスし、描いているところが素晴ら

しいと思います。

 

読者がそれぞれ、主人公以外にも好きなキャラを

見つけることができ、感情移入して楽しむことが

できるっていいですよね。

 

図書館戦争は完結していますが、また続編とか

出ないかなーなんて、期待してます(笑)

 

 

≪ オススメ記事: 【原作】図書館戦争の魅力 ≫

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